もう6年フランスに行ってません。
気候や祝日の関係で、だいたいは9月に行ってました。
いつになったら行けるのかと考えていて、ふと25年くらい前の事を思い出しました。
大阪の先生や警察の選手を中心に、フランス剣道遠征に行った時の事です。
仕事の関係で、私ともう1人、大学時代からの友人は、皆より遅れてフランス入りしました。
トゥールーズというフランスで3番目くらいに大きな街が集合場所です。
事前に先生から、空港にだれか迎えに行かせるからとの事でしたが、空港着いてもそれらしき人は見当たりません。
夜も遅い時間なので、レンタカーデスクが閉まらないうちに、車だけは借りておこうとなりました。
ハーツとエイビスの2店舗ありましたが、事前にハーツを予約してあったので、ハーツのデスクへ。
すると伝言メモがありますと。
「ホテル メルキュール」へ来いと!
ここはそれなりに大都市。
ましてナビも細かい地図も持ってない!
どうやって行けば良いのか?
そこで友人が、「俺がタクシーに乗ってホテルに行ってもらうから、後ろからついて来いよ」と。
それしか手は無いかなと思って、レンタカーを出してタクシー乗り場の先に止めました。
少しすると横をクラクション鳴らしながら1台のタクシーが通過しました。
これだ!と思って追いかけます。
街中、全然ゆっくり走ってくれません。
でも、こちらもラリードライバーの意地があるのでピッタリと付けます。
と、この時不安がよぎりました。
今ついて行ってるタクシー、本当に合っているんだろうか?と。
確証はありません。
飛行機で沢山のんだシャンパンやワインの酔いは完全に覚めました。
(この時はまだ飲酒運転が許されています。)
と、その時タクシーが停車。
ホテルの目の前でした。
あー、良かった、無事着いた。
その時、先生らも稽古から帰ってきました。
先生、あれ何だっんですか。
僕ら危うくたどり着かなかったんですよ。
と、言ったら「まぁ、オマエらならなんとかするやろ」と思ったとのこと。
メモがハーツじゃなく、エイビスにあったら?
その後夕食だったのですが、極度の緊張で疲れ果て、何も食べずに寝てました。
今となっては楽しい思い出です^ ^