日本刀という大切な文化
今は剣道だけですが、20年程前までは居合道や抜刀道も稽古していました。
その関係で刀剣に興味を持ち、少し勉強したり何振りかは購入したりしました。
最近、ひょんなことから日本刀の値段の変化に気付きました。
価格が大幅に下落しているのです。
ネット販売の威力もあるでしょうが、日本刀を欲しがる人が圧倒的に減少しているようです。
それこそバブル期に高額な日本刀を購入していた人々も高齢になったり亡くなったりで、それらを引き継ぐ人が所持したくないという事で、
最近の刀剣市場に良い刀剣がダブつき気味なんです。
価格も半値どころか、8割ダウンなんかもたくさんあります。
重要刀剣指定受けてる刀でさえ、100万円切っているのもチラホラ見かけます。
バブル期は500万切ることはなく、1000万オーバーの刀なんてザラにありましたから、その下落は凄いものがあります。
問題は、日本刀という、素晴らしい文化が継承されていかなくなる事です。
最近、刀剣女子なる言葉を耳にしました。
アニメで影響受けた女子が刀剣に興味を持ち、
刀剣展などに大挙して押し寄せるという現象が起こっているそうですが、彼女らが刀剣をコレクションにするのかは微妙です。
価格が下落して安価で購入出来るので、大量に海外にも流出しています。
若い世帯では、家に刀剣があると危ないし邪魔になるのでしょう。
剣道仲間を含めても、私の周りで刀剣を所持している人はほんのわずかです。
次の世代へ、日本刀という大切な文化、遺産を残していきたいですね。