フッ素塗布
一昨日、向島保健センターで1歳半健診がありました。
2点気づいた事を。
まず、受診者41名だったのですが、母親ではなく、父親と来所したのが5組いました。
割合で言えば1割以上です。
最近では父親と来所もちらほら見かけますが、
今回は目立ちました。
30年前では考えられなかった状況ですね。
もう一つは「フッ素」に関して。
まだ1歳半にもかかわらず、塗布を受けている子が何人かいました。
センターの健診でも、フッ素塗布を推奨していますが、私は進めません。
理由は2つ、まずフッ素を神経毒と捉えて全くフッ素塗布をしない歯科医師が最近かなり増えています。
それなりに言い分はあります。
そして2つ目は、その手技にあります。
歯の表面にフッ素を確実に塗布する為には、まず歯の表面をブラシやラバーカップに専用のペーストを使用して綺麗に磨いて、歯の表面に付着した歯垢や最近を落とします。
さらに歯を乾燥させてフッ素を塗布し、しばらくその状態を保つんです。
これは時間と手間がかかります。
きちんとやると、小一時間ほどかかります。
こんな事、小さい子供には現実的に不可能だと思います。
実際、保健センターや一般の歯科医院では、こんな事はせずに、いきなり歯の表面にフッ素を塗布していますし、塗ったらすぐに終了です。
こんなんでは一般に信じられている、フッ素の効果なんてはなから期待出来ません。
間違った認識が広まっているのですね。