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2014年1月10日

先日読んだ記事ですが、なるほどと思ったので、簡単に紹介させていただきます。

梅の力、という話題です。

梅干しは平安時代にわが国で食されていたという文献がみられ、古来より梅は三毒、食物の毒、水の毒、血液の毒を断つといわれ、毒消しの妙薬として重宝されるとともに、様々な形で日常的に利用されてきています。

様々な梅に関する言い伝えがありますが、医学的に証明されている何点かを紹介いたします。


まず、梅干しと言えば日の丸弁当を思い出す人も多いと思います。

これは食中毒を防ぐ作用を期待するものです。

その検証をする為に、2本の試験管に培養液とMRSAという病原菌を入れ、一方の試験管にのみ梅干しを加え、それぞれ加熱して一晩培養をしてみると、梅干しを入れてない方は菌の増加で液が混濁して、透明度は無くなりましたが、梅干しを入れた方は培養前と変わらずに透き通ったままでした。

これらの制菌作用は他の細菌に対しても同様に観察されたそうです。


次に二日酔いを防ぐという効能について。

ラットにアルコールを飲ませ、一方の群には同時に梅干しを投与し、もう一方の群は投与しないでそれぞれの胃の病変を比較すると、梅干しを投与した群では胃に著変は見られなかったのに対し、投与しなかった群では強い出血性病変が確認されました。

このことから、梅干しには胃粘膜保護作用があることが証明されました。

この制菌作用と胃粘膜保護作用の2つの効果が明らかになったので、胃潰瘍の原因のひとつである、ピロリ菌に対し、制菌作用があるのではないかと、次の研究を行なったそうです。

試験管内で活発に活動しているピロリ菌に梅を加えたところ、1時間後には菌の活動性が明らかに減弱し、その効果は梅の濃度が高くほど顕著だったそうです。

梅エキスに含まれているシリンガレシノールという物質が有効成分だそうです。

その他の実験でも、ピロリ菌の抑制や胃がんの抑制効果が証明されているそうです。


早速自分でも梅干しを買って、毎日ひとつ、食べています^_^


タロー歯科
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タロー歯科 院長 長澤太郎

タロー歯科 院長 長澤太郎
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【役職歴】
社団法人 向島歯科医師会 理事
墨田区介護認定審査会 委員
墨田区健康白書改訂委員会副委員長等を兼任
現在は 向島学校歯科医会 専務理事
墨田区立第三吾嬬小学校 歯科校医

【経歴】
1978年4月 岐阜歯科大学入学
1984年3月 岐阜歯科大学卒業
1984年5月 浜松市 大庭歯科クリニック勤務
1985年4月 銀座 大山歯科医院勤務
1986年1月 大越歯科クリニック柏分院で分院長として勤務
1987年10月 現在地にて、タロー歯科を開業 現在に至る

2000年2月~2002年6月まで、介護福祉専門誌「おたっしゃ倶楽部」に歯科関連のコラムを執筆・連載