平和への願い...
パリで同時多発テロが起き、多数の市民が犠牲になりました。
心よりご冥福をお祈り致します。
パリは何度も訪れた街です。
南フランスと違いちょっとツンとした人が多いですが、綺麗な街です。最初に行った時、パリ在住の知人に車で市内を案内してもらい、あるレストランを指差して「この店のオーナーさんはユダヤ人でね、これまでに2回イスラム過激派に爆破され、それでもなんとかお店を再開したけど、この前3回目の爆破にあい閉店したんだ」と言われました。日本では聞かない話でも、こちらではそう珍しい事ではないみたいです。
パリから南フランスに派遣され、多くの民を殺戮したアルビジュア十字軍。北フランスと南フランスの戦いも宗教が原因です。カタリ派という異端のキリスト教徒が滅ぼされました。
アメリカで911のテロがあったとき、南フランス、ラングドック地方の運河で小型ボートに乗っていました。そんなのんびりしている時に同行の剣道仲間の携帯が鳴り、アメリカで大変な事が起きていると日本から連絡が入りました。
運河脇のカフェに飛び込み、テレビをつけてもらうと、飛行機がビルに激突する場面でした。総勢10名程の我々日本人剣道家達は皆、開いた口がふさがりません。
と、その横で大歓声なんです。アフリカ系フランス人の若者達数人が、手を突き出して大喜びしていました。イスラム教徒なんですね。
宗教の対立は古くから繰り返し起き、悲惨な結果を残していますが、絶える事がありません。これ以上エスカレートしない事を祈ります。