YNSA 山元式新頭鍼療法
先週の土曜日にYNSA 山元式新頭鍼療法という鍼治療法の講習会に行ってきました。
頭部と顔面に鍼を刺すことで、脳梗塞、脳出血、麻痺等の中枢性疾患や腰痛、肩こり、膝の痛み、しびれ、目まい、耳なり、顎関節症等の様々な疾患に有効な事が世界中で認められています。
宮崎県の山元先生が確立した治療法ですが、日本ではまだまだ無名です。
しかし、欧米ではとても有名な治療法で、数多くの国でたくさんの医師によって用いられています。
ブラジルには、山元先生の名前を冠した病院が国費で建てられています。
いままでの経路経穴を使った治療でなく、頭部にあるAからIまでの9の基本点に鍼を使用します。
難しいことは省きますが、これにより麻痺等の肢体不自由だけでなく、整形外科的な首、肩こり、腰、膝などのあらゆる痛みや、目、鼻、口、耳などの感覚異常、痛み、痺れ、耳なりも改善されますし、難治性とされるパーキンソン病、片麻痺、目まい、どこに行っても治らない腰痛などに優れた効果があります。
また、即効性なのも素晴らしいです。
今回の講習は歯科医師を対象にしたもので、講師の先生も歯科医師です。
毎年何日も山元先生の病院へ研修に行っている先生なんです。
我々は歯科なので、肩の痛み、腰痛とかを治しますよーとかは標榜出来ませんが、顎関節症や咬合異常には鍼を使えるので、その治療で他の症状が治まるのは問題無い様です。
今回は基本の勉強でした。
ただ、座学というより、実践しますょうタイプの先生だったので、簡単な説明とデモンストレーションの後はペアを組んで相互実習です。
基本点を探す練習とそこへの鍼の刺入の練習です。
鍼は勤務医の時にも打った事はありましたが、今回は頭と顔面への鍼さしです。
私の相手は女性なこともあり、さすがに緊張しましたが、予想外に刺入が楽なのと、痛くないのです。
講師のアシストの先生から、最初は少しずれても良いからその点の周りに何本か打てばいいですよと言われ、バシバシ遠慮なく打ち合いました。
実習が終わる頃には皆さん頭が剣山状態です。
眉の上からおでこ、頭頂部、側頭部から耳の後ろにかけ、多い人には数十本刺さっていましたよ。
次回は来月、それまでにテキスト熟読しておかないといけませんね。
楽しみです^ ^